Yuji trio live@寺岸写真塾生・MARIKOは見た |д゚)

2016919日寺岸堂のスタジオでJAZZライブをやるという。
演奏は 鈴木勇次(g)/勝本宜男(b)/三浦舞(v) によるコンボとのこと。
ゲストのマジシャン・チャーリー佐藤&ラビット山田氏登場のおまけつき。

このスタジオで何かをやるということは、何かがアバウトで考え方がどこかJAZZだということを、
5月にこのスタジオで実施されたベスプロ(The Vespa Project 2016 Jazz Liveの略)で私は学んでいる。
参考:「ちょっとだけメイキングオブベスプロ@寺岸写真熟生・MARIKOは見た |д゚)
少々疑問が生じてもスルー力を発動し、情報は己の力で収集するのが得策である。
そして塾生の私は予想外というか予想通りというか写真撮影のお手伝いとこのレポートを任されることとなった。

さて当日。開場19:00 開演19:30。
一般的に重要と思われるこの情報について、塾長が電話やらチケットやらで誤発信しているところを目撃。
おそるおそる指摘をしてみると「・・・。JAZZだから」と。少し間があったので、少し気づきがあったのかな。

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スタッフ・関係者がチラホラ参上。それぞれがなんとなくウロウロしたり座ったり祈ったり。
ウェルカムドリンクコーナーは、寺岸写真塾生のAkikoとMarikoが担当することになった。
塾長より「スナックAkiko&Mariko」と命名される。
Akikoママはそつなくドリンクを作り、Marikoママはドリンクを作る前に水をこぼす。

蛇足だが、今回のライブのきっかけになったのは演奏メンバーが、
7月に佐沼のJAZZ Spot ELVINで行ったライブの様子がCD化されたことにある。
参考:yuji trio のライブCDリリース
ELVINのマスターは通称カルロス・アンドーネ氏(←日本人)と呼ばれている。
一目で覚えられるそのお姿。写真から当てていただきたい。答えは寺岸堂まで。

スポットライトの灯りが映える頃にはスタジオは満席になっていた。
前方から少しばかりの緊張感が伝わってきたかと思うとギターとベースが奏でられ始めた。
にぎやかな会話が飛び交っていたスタジオは静まり、弦のはじく音が響き渡る。
序章の音色はなんだか湯船に入る前の、掛け湯に似ている気がする。
しばし緩やかなギターとベースの音色を全身に浴びた後、舞さんのハスキーな声が重なっていった。

秋の夜を感じるにふさわしいしっとり流れるメロディにみなが心奪われる。
「酔いしれる」という言葉を誰もが浮かべるだろう。

前半が終わり、休憩かと思いきや特別ゲストのマジシャン・チャーリー佐藤氏が登場。
マジックタイムが始まった。この時点でまだラビット山田氏の姿はない。
何もないところから何かを出す。何かを別の何かに変える。古典的なマジックだと思って微笑ましく見ていたが、
ハトがウサギに変わったときは本気で驚く自分がいた。
その時どこからか「ラビット山田、ラビット山田」というささやきが聞こえ、謎が解けた。
お茶目なマジックショー。お客様の笑顔を誘ったひととき。
ちなみに、時折写真に写りこんでいる「きゅうり」は、ギタリストYujiさんの差し入れ。
Yujiさんの本業は「きゅうりもぎ」、とボーカル舞さんからの説明。

すべての演奏が終わったあとは、観客に混じっていたミュージシャンたちによるジャムセッションタイムに突入。
ハーモニカ、テナーサックス、ピアノ、モダンダンスが加わりスタジオは大いに盛り上がった。一人一人がカッコいい。
打ち合わせなしの息の合った即興演奏には感動を覚える。お客様は大満足のご様子でスタジオを後にしていった。

自分語りをするつもりはないのだが… 私の一番身近な人が絵描きだ。そのために画家や作家の知り合いが多い。
また、携わる仕事柄建築家と話す機会も少なくない。いま新たにミュージシャンとお近づきになる機会も増えた。
ただの凡人である私なので偉そうなことは言えないが、そんな環境にあるため
時に彼ら彼女らの「芸や技術」への思いに触れることがある。
個々の差はあれども、もがき探りながら表現を追求していることがとても似ていると。もしかしたら同じではないかと。
そんな風に感じることがある。そこで生まれ出てきた絵、建築、音楽、そのほかのモノたち。
たとえ世の中で評価されないことがあっても、どれも値段がつけられない価値あるものだと、私は思っている。

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See you!

Report&Photo by
寺岸写真塾生/アトリエ光彩舎マネージャーMARIKO.S

Yuji trio live@寺岸写真塾生・MARIKOは見た |д゚)」への2件のフィードバック

  1. MARIKOは見たを観た(*^^*)
    素晴らしい!!
    写真も文章もプロですねー
    ジャズ雑誌に限らずCDのライナーノーツ書かれても良さそう♪♪
    才能を寺岸さんが磨きをかけ♪♪ 開花されてますね!!

    1. ベスプロに引き続き、過分な称賛をありがとうございます!
      師匠より、突如「Marikoは見たシリーズよろしく!」とのご指示があり
      急遽着手した次第であります(笑)
      また突如このような機会が与えられるまで、いろいろ勉強しておこうと思います(*’ω’*)

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